簡単!水出しコーヒー

 暑い日に冷たい飲み物がどしても欲しくなりますね。こんな時は、麦茶なんて良いですよね。麦茶以外にもさらさらと飲めるアイスコーヒーもいいですよね。

 深煎りのコーヒー豆を挽いてお湯で抽出し、氷の入ったグラスに注いで急冷したアイスコーヒーが定番ですが、今回はお湯で抽出するのではなく、常温の水で抽出する水出しコーヒーを紹介します。

 

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目 次

 

水出しコーヒーって?

 水出しコーヒーは「ダッチ・コーヒー」や「コールド・ブリュー」とも言われています。お湯で抽出をして氷で急冷するアイスコーヒーとは違い、その名の通り常温の水でゆっくりと何時間もかけて抽出するのが水出しコーヒーです。お湯で抽出すると苦みやエグ味などの雑味が出やすくなるのですが、常温の水だと出にくくなります。その結果として口当たりの良いスッキリとしたマイルドな仕上がりになるのです。お湯で抽出したアイスコーヒーが苦手な人は、水出しコーヒーなら飲めるかもしれません。

 

水出しコーヒーの起源

 水出しコーヒーは、「ダッチ・コーヒー」とも呼ばれているので、オランダが発祥かもと思われるかもしれませんが、意外ものインドネシアから始まったと言われています。インドネシアがオランダの植民地時代にコーヒーの栽培が始まりました。当時はアラビカ種と比べて品質や味が劣るロブスタ種を主に栽培をしていました。このロブスタ種でも美味しく飲めるようにとオランダ人が思案してできたのが水で長い時間をかけて抽出する方法でした。オランダ人が試行錯誤して作ったので「ダッチ・コーヒー」と名付けられました。

 

水出しコーヒーの作り方

 水出しコーヒーの作り方はいたってシンプルです。容器にコーヒー粉と水を入れて放置するだけ。たったこれだけです。

 

必要な物

 深煎り豆(フルシティローストかフレンチロースト)50g

 水 500ml

 お茶のパック

 広口のポット

 

作り方

 ➀お茶のパックにコーヒー粉を入れる。

 ②ポットにお茶パックと水を入れる。

 ③8時間放置。

 ④8時間後、お茶パックをそのまま取り出す。

 

 本当にこれだけです。技術も経験もいりません。誰でも簡単に作れます。もし、ご自宅に広口のポットがなければ、コーヒーサーバーを代用しても構いません。

 

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ちょっとしたひと工夫

 上記では、基本的な水出しコーヒーの作り方を紹介しました。そこで簡単にひと工夫することで、水出しコーヒーの楽しみ方が増えると思います。

まず、濃いめの水出しコーヒーを(原液)を作ります。

     コーヒー粉 70g

     水 500ml

 

・アイスコーヒーとして飲むときは水で割る。

   水出しコーヒー4 : 水1

・牛乳と1:1の割合で、カフェラテ風で飲む。

・ゼラチンを入れてコーヒーゼリーを作り、メイプルシロップかポーションミルクで召し上がる。

 

この他にもコーヒーケーキに使ったり、コーヒーリキュールの代わりに使ったりとコーヒーの原液を作り置きしておくといろいろな用途に使えると思います。